2025年5月21日(水)、R社に、県・市から「法人県民税・事業税の予定申告書」「法人市民税の予定申告書」が送られてきました。
eLTAXで申告・納付をする方法を記録として残します!
そもそも予定申告とは?【自分用メモ】
予定申告とは、中間決算による申告のことですが、前期の納税額の2分の1を納付することにより、中間申告をしたこととしてみなされます。
つまり、中間申告書の提出を省略することが認められます。
この2分の1納付のことを「みなし納付」と言います。
法人市民税の計算方法・金額
法人県民税のほうは、納付書に納付金額が記載されているので計算の必要はありません。
一方、法人市民税のほうは、納付書に金額がかかれていないので、計算方法を把握しておく必要があります。
法人税割額は、送付されてきた納付書の書類に記載があります。

今回R社の納付法人税割額は、23,700円でした。
これに加えて、均等割額も納付しなければいけません。
(上記の書類の左下にしれっと書いてあります。もうちょい強調させてくれっ)

R社は資本金1000万円以下、従業員50人以下のため、均等割額は50,000円です。
したがって、今回の法人市民税の予定申告の額は
法人市民税=¥23,700+¥50,000=¥73,700
となります。
法人住民税をeLTAXで申告・納付する方法
みなし納付の納付情報発行依頼をする
eLTAXにログインします。

上の「申請届出・納税」の[納税メニュー]を選択。

中段の「納付情報発行依頼」の[みなし・見込納付、更正・決定]を選択。

「手入力による作成」で、各ブルダウンメニューは下記の通り選択しましょう。
「法人都道府県民税」と「法人市町村民税」の2つがあるので、それぞれに対して同じ操作をしてあげる必要があります。つまり2回同じことをします。
まずは「法人都道府県民税」のほうです。
- 【手続名 税目区分】:法人都道府県民税・事業税・特別法人事業税又は地方法人特別税
- 【申告区分】:予定申告(みなし納付)
- 【事業年度・期別等】:R社は10月決算なので[11月1日~10月31日]

上記を入力したら、画面右下の[次へ]をクリック。
次の画面では、納付金額を入力します。
画面少し下の「追加」をクリックします。

(今回eLTAX初めて使い、納税先を設定していない人は、プルダウンに表示されないと思います)

入力したら、画面左下の[納付・納入金額入力]をクリック。
すると、その下に納付金額を入力する欄があらわれるので、「法人都道府県民税の納付書」を見ながら金額を入力していきましょう。

入力をしたら、画面右下の[確定]をクリック。
すると、STEP5の画面に戻り、画面下の「納付・納入金額入力(明細)」に入力情報が追加されています。
(画面上側の金額部分も反映されています)

画面左下の[納付・納入金額入力]をクリックし、次のページで表示内容に誤りが無いことを確認し、画面左下の[送信]をクリックします。
これで「法人都道府県民税」の申告は完了です!
続いて「法人市町村民税」の方もやっていきます。
- 【手続名 税目区分】:法人市町村税
- 【申告区分】:予定申告(みなし納付)
- 【事業年度・期別等】:R社は10月決算なので[11月1日~10月31日]

あとは先ほどとまったく同じ流れなので割愛!
納税する
続いて納付です。
上の「申請届出・納税」の[納税メニュー]を選択。

下段の「確認・納付」の[納付情報発行依頼の確認・納付]を選択。

画面下部に、先ほど納付情報発行したものが表示されています。
1つずつ納付をしていかなければいけないので、2回納付作業を行います。
はじめに行う方に選択欄にチェックを入れて、[次へ]を選択。

あとは画面の流れにしたがって[次へ]で進んでいき、納付方法を選択し(弊社は「インターネットバンキング」でやります)、ネットバンキングの画面で納付を完了させればOKです!
納付結果を確認
念のためにちゃんと納付できたかどうかを確認しておきましょう。
メインメニューの「メッセージ」の中の[メッセージ照会]をクリック。

件名「納付結果通知」というメッセージが来ているか確認します。
メッセージを開くと「納付が完了しました」という文言があるので、これにて納付完了です!

まとめ
以上です。
ぜひ参考にしてください!
法人市民税=法人税割額+均等割額